こんなところで再開メンバー

「いやー…こんな時じゃなければ嬉しいのにね」
通された事務室?でひっさびさに顔を合わせる懐かしいメンバーと苦笑。
中高の時の同級生達です。なんというか、社会人になってそんに同年代が
集まるって事の方が少ない。だから、なんだか新鮮です。


新鮮で、すごく不思議な気分。
あんまり昔は話すことのなかった人とも話したりする。ポツポツと。
以前の片鱗が垣間見ることもある。でも、確実に彼らの上に時間が流れてる。

そう、もちろん私の上にも。
人間が一番焦がれながら届かないもの、時間。
私と彼らが別れてから平等に流れた、全く異なる色の時間は、もう7・8年??


なんて途方もなく長いんだろう。一緒にすごしたのは最も大切だった青春時代。
それは長さで言えばたった6年。
その時はそれが全てで、自分を表現したり、立ち回ったり、自分をコントロールすることが
凄く苦手だった幼い頃。


私はきっと今日のように静かに話を聞くことも出来なかったし、
ちゃんと場合に合わせて微笑むことも出来なかった。


もう、あの時間を越す長い時を、私たちは違う場所で過ごしたんだ。
面影が見えることが不思議で、正直切ない。


ぐっと落ち着き、違う一面を見せる男の人と女の人。
穏やかな、それでいて昔の互いを探るような感触がひどく苦しい。


未熟な自分を、今よりずっと未熟でむき出しだった自分の傷を見せられてるようで。
そして、少しは成長しただろう自分がここにいるという気恥ずかしさ。
なんだか拭えない感じ。


「次は誰かの結婚式で会いたいな!」
そう何度か呟いた、突然喪主になることを受け入れざるえなかった同級生。
そうだね、今度は明るいうちから笑いまくって飲み明かそう。


昔話なんかもワイワイと盛り上がって、私が昔参加しそびれた、ガキみたいな
悪ふざけにも参加したい。


もっと笑って、もっと懐かしんで、もっと騒いで。