おもろいお人。

新大阪に勤め始めて半月。さすが大阪!すでにおもろいお人に出会ってます。



予想では、まだまだこれからおもろいお人に出会うと思われますので、せっかくですから記していきます…。


ではタイムリーなネタから。『自転車おじさん』。
昨日、私は急いでました。駅に向かってダッシュしているところ、強引に呼び止められました。発生一言目、
「じ、自転車盗られた…」(はっ!?)
私に何の用だ!私は盗ってないぞ!
「いやあの、お忙しいなら、その…」
気弱そうに遠慮するものの、ほぼとおせんぼだ。固まる私にまた畳み掛けるように、
「自転車だけじゃない、携帯も…携帯も盗られて」
「はぁ…」
にじり(?)寄りながら、かくかきと首や手の動きが不振なおじさん。
「だから、私すごく、可哀想だから、け、携帯で110番して下さい!」
なんの依頼やねん!本当に急いでいた為、断ろうかと思いましたが、もし万が一ほんまに困ってはるなら気の毒と思い、私の携帯で警察に電話することに。
親切な警察官とやりとりしてる間も、
「あのっ、携帯も!私はたったの30分だけなのに盗られて(引き笑)」等、私の真横でワイワイ口を挟む。

電話を切り、なんだか口の中でアウアウ言ってらっしゃるおじさんに、ごく端的にどうすれば良いか、手続き手段を伝える。解決方法は単純。
「近くの警察署に、自転車の登録証明を持っていき、盗難届けを出して下さい」
ハイ、以上です。
「私が自転車買ったの、東三国…」
いや、だから知らんよそんなことは。
まだまだ沢山言い募るおじさんを手で制し、
「あの!私すごく急いでるんです」

ダッシュで去りました。


私は、果たして人助けをしたのでしょうか。ただ、妙な方の暇つぶしに付き合わされたのでしょうか…。


真相は、大阪にあり、です。